近年のカラー管の大型化に伴う主要な問題のひとつに画面の曲面感の増大が挙げられる。これは画面を平面に近づければ緩和されるが、バルブの真空強度やシャドウマスクのドーミングに対しては不利な条件となる。しかしながら近年、シャドウマスクへのインバー材の導入によってドーミングによる色ずれは約3分の1に抑えられ、従来のフラットフェースよりもさらにフラットな画面を提供できる可能性がでてきた。このフラット化におけるガラスバルブの大きな問題点は、強度、排気工程での爆縮である。これをコンピュータシミュレーションを用いた解析により解決することによりスーパーフラットフェースパネルの開発を実現した。本発表では、それらの解析に用いた技術についてのべる。