テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
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垂直記録におけるPRML方式の検討 : 画像情報記録,放送現業
大沢 寿栗原 義武岡本 好弘西田 靖孝村岡 裕明中村 慶久
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1992 年 16 巻 72 号 p. 37-42

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抄録

複合主磁極型単磁極ヘッドを用いた垂直記録におけるPRML方式の誤り率特性について検討している.まず,等化による雑音増大を考慮にいれて,いくつかのパーシャルレスポンス(PR)方式の識別点SN比とビットごとの復号法の誤り率を求めている.ついで,これらのPR方式に対するPRML方式の誤り率を求め,従来のPR方式の場合と比較検討している.そして,これらのPR方式のうちで最良の特性が得られるのはPR(1,0,0,0,-1)方式であり,10^<-4>の誤り率において,従来のPR方式の場合に比ベビットごとの復号法の場合で約1.9dB,PRML方式の場合で約4.1dBのSN比改善が得られることを明らかにしている.

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© 1992 一般社団法人映像情報メディア学会
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