テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
EDTVとMUSEのスペクトルの類似性と変復調回路の共通化 : 放送方式,映像表現,画像処理・コンピュータビジョン,画像通信システム,画像応用
吹抜 敬彦
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1992 年 16 巻 77 号 p. 9-15

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抄録

MUSE方式はアナログサンプル値伝送と考えられ,その信号は,語源の通りサブナイキスト標本化によって得られ,再標本化によって復調可能である.しかし,その3次元周波数スペクトルは,筆者が提案したEDTV(以下,EDTV)とよく似ている.この性質を利用すれば,MUSEの変復調を3次元周波数の変復調で実現でき,さらに両信号の変復調回路の共通化が可能になる.また,本格的構成や簡易構成など,各種の構成も可能になる.この意味で,MUSEは,EDTVと同様,多次元副搬送波変調(MUlti-dimensional Sub-carriers Encoding)でもある.

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© 1992 一般社団法人映像情報メディア学会
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