エッジライト式バックライトはOA機器に使用されている透過型液晶ディスプレイ(LCD)の平面光源として、幅広く使用されるようになって来た。しかし、その光効率についての定量的な考察については、これまで、あまり報告されていない。本論文では、この方式の冷陰極管からLCD側出射面までの導光過程を追跡することにより、光効率を妨げている過程について実験と併せて解析を行った。この結果、冷陰 極管光源から導光板へ入射する過程で最も光損失が大きいことを見出した。導光板エッジ部を改善することにより、完全拡散平面光源として、光源の光度の75%程度が利用できる消費電力7.2Wで、表面輝度2000cd/m^2のフルカラー対応のバックライトを開発することが出来た。