テレビジョン学会技術報告
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光変調オーバライト媒体における膜設計と組成マージン : 光磁気記録関連 : 画像情報記録
徳永 隆志中木 義幸深見 達也堤 和彦
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1993 年 17 巻 25 号 p. 65-72

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抄録

我々は、これまで光変調方式によるダイレクト・オーバライトが可能な光磁気記録媒体として交換結合4層膜媒体の研究開発を行なってきた。この交換結合4層膜媒体は従来のバイアス磁石のみでダイレクト・オーバライト可能であるためドライブ装置の小型化においても有効である。ここでは、交換結合4層膜媒体の膜設計において各層に必要な特性を示すとともに、組成マージンについて述べる。また、他の光変調オーバライト媒体(初期化磁石を用いた2層膜媒体)と比較し、4層膜媒体は良好なバイアス磁界依存性を示し将来の高密度記録に有効であることがわかった。

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© 1993 一般社団法人映像情報メディア学会
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