テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
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LCD[1] : 1993 SID国際シンポジウム報告 : 情報ディスプレイ
川合 勝博
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1993 年 17 巻 41 号 p. 43-49

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抄録

本原稿はSID'93のセッション4、29、40、45、およびポスター1〜9において報告された直視型AM-LCDの駆動法、あるいはパネルの構造に関する発表のレビューである。駆動法では、表示の多階調化を目指した報告がシャープ、日本電気、三洋電機の3社から行われた。また、日立が低電圧ドライバー用いた新しい駆動方法を提案した。液晶パネル側ではTFTのオン電流をを改善する方法として、東芝は完全自己整合型TFTを、シャープは微結晶Siをコンタクト層に用いたTFTを提案し、またα-Taを用いた新しいバスライン構造を報告した。東芝/IBMは液晶材料として低V_<th>液晶を用い、東芝はシールドCs構造により高開口率を達成した。テクトロニクス社はアクティブ素子としてプラズマ管を採用した。

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© 1993 一般社団法人映像情報メディア学会
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