テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
自然動画像中の対象物位置検出方式 : 画面理解および一般 : 画像処理・コンピュータビジョン
富高 忠房関谷 庸男景山 浩二
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

1993 年 17 巻 42 号 p. 13-19

詳細
抄録

自然動画像中の対象物の連続釣な位置検出の方式を提案し、リアルタイム実験をおこなった。本方式の特徴を、以下に示す。1)箱単な対象物のポインティング。2)メンバーシップ関数により、しきい値近傍のノイズの影響を低減したヒストグラム作成法 3)局所ヒストグラム成長法による簡単な対象物のセグメンテーション(背景との分離)。4)照明の変化、ビデオカメラのブレ、対象物の回転、変形、縮小、拡大に強い対象物の特徴量としての知覚的表色系のヒストグラム。5)任意の対象物、背景に対応するため、常に最適な画素情報、距離計算法を選び、マッチングをおこなう最適ヒストグラム・マッチング。本アルゴリズムにより、自然動画像中の対象物の位置を連続的に検出することが、高い確率で可能になった。

著者関連情報
© 1993 一般社団法人映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top