40型カラーPDPを安定にパルスメモリー動作させハイビジョン画像を表示するには、パネル全面にわたリ放電セルを正確に組み上げる必要があり、高い部品精度が要求された。パネル製作工程の中で、(1)印刷工程時の印刷精度、(2)焼成工程時のガラス基板の歪み、が大きな問題となったが、(1)については開口率の高い新しいスクリーンメッシュの導入と印刷条件の最適化により、(2)については使用する焼成炉をベルト炉へ統一し、基板冷却速度の調節を行うことに よリ解決した。これらの製作精度の向上により、封入ガスの最適化ができた。また、新しいスクリーンメッシュにより、障壁と陽極の細線化も可能となった。これらを総合して、輝度を93cd/m^2と大幅に向上することができた。