1994 年 18 巻 15 号 p. 39-46
地図画像の海岸線(もしくは等高線)の各点について曲率を調べ、曲率の高い点を分割点とする。隣り合った分割点については、それらを両端点とする区間の複雑度、ある種のパターンを求めておく。ただし本研究では、デジタル画像における曲線の複雑度を求めるために、独自の関数を定義している。そして、分割点の座標と各区聞の複雑度、いくつかのパターンを用いてデータ圧縮する。また、各分割点を結ぶ線分を、各複雑度、バターンに対応するフラクタルで補うことにより、自然な海岸線の復元ができる。