1994 年 18 巻 3 号 p. 37-42
パルスメモリー駆動法において、維持パルスを陰極側に加え補助陽極を定電圧パルス駆動することにより波形を2値化した、CPM(カソードパルスメモリー)駆動法を提案じ、この駆動法による40型P D Pの駆動回路を試作した。補助陽極駆動回路にL C 共振を利用し、誤放電の防止と消費電力の低減を行った。また、陰極を両側から駆動して、陰極母線の抵抗と波形の振動によるマージンの減少を抑えた。これらの結果、維持パルスマージンは従来と同じ10V確保でき、40型パネルに良好なハイビジョン画像を表示できた。また、回路の消費電力は従来の約1/7に低減できた。