1994 年 18 巻 43 号 p. 13-18
プラズマディスプレイでは輝度向上が重要課題の一つで、蛍光体は近紫外線励起では0・7程度の変換効率が得られるが、147nm励起ではエネルギー効率が低い。プラズマ環境下での蛍光体の発光特性の研究が困難なため水素ランプを励起光源とした研究が小島等によってなされている。我々は、真空紫休F_2ランプの文献をもとにペニングガスを用いた蛍光体励起光源を試作しAC-PDP電極と光源の発光特性を調べた。これら光源で蛍光体試作品を励起したときの発光特性を測定したところ、光源にはUV光も含まれ、Ba_xMg_yO・nAl_2O_3:Eu,Mnが輝度及び色度とも優れていた。