1994 年 18 巻 48 号 p. 75-82
オフィスにおける映像通信サービス実現ために、以前に試作した映像符号化装置にEthernetインタフェースを搭載し、LANでの使用を可能とした。さらに、TCP/IPを用いた 装置制御を実現し、様々な端末から制御可能なマルチプラットホーム対応とした。また、LANにおいて映像通信を行う際に円滑な会話への妨げとなる伝送遅延の累積を一掃する方法を検討し、映像符号化装置を用いたLAN上テレビ電話システムにおいて検証を行った。その結果、効果的に累積遅延が解消されることを確認した。