1994 年 18 巻 61 号 p. 25-30
2次元のコンピュータシミュレーションプログラムを作成し、障壁電極型acプラズマディスプレイ(BR-PDPs)の動作機構を明らかにするためコンピュータシミュレーションを行った。コンピュータシミュレーションの妥当性は、シミュレーション結果が実際の測定実験によって得られるメモリマージン、放電電流の飽和時間とほとんど一致する事を示すことで、証明された。 さらにコンピュータによるシミュレーション結果から、障壁電極型aCプラズマディスプレイは放電後の電子及びイオンの蓄積現象が高速に行われるので、非常に短いパルス電圧でも、十分広いメモリマージンがあり、高速駆動に有効であると考えられる。