1994 年 18 巻 66 号 p. 21-24
テレビ受信用ブースタは、昨今、ほとんどの家庭に普及している。もしこれらが何らかの原因で異常発振した場合、テレビ受信に対して広範囲にビート障害をもたらす。現在、これらの障害調査にはスペクトラムアナライザを使用しているが、今回、これに変わる小型、簡易な、電波障害源探知機を開発した。これは、受信したRF-TV信号を、IF信号に変換した後、IF段における映像、音声両キャリアを除去することにより、妨害波振幅成分のみを抽出し、その強度を指示するものである。