テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
相変化媒体の高密度記録の検討
小林 一松井 勉藤村 雄己岡田 満哉
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1995 年 19 巻 14 号 p. 31-37

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抄録

線速12m/s, (1,7)RLL記録、最短ビット長0.34μm/bitの最高繰り返し周波数におけるCNRによって光磁気媒体と相変化媒体の線記録密度の比較を行った。この結果、相変化媒体のCNRは50dB、光磁気媒体は40dB程度であり、両者に10dBの差があることを掴んだ。相変化用光ヘッドは光磁気ヘッドをもとにノイズ周波数特性を測定し、アンプノイズレベルとレーザノイズのレベル差を10dB以上にとれる光ヘッドを開発した。ビットエラーレートの評価基準を10^<-4>としたとき、光磁気媒体のビット長は0.45μm、相変化媒体のビット長は0.34μmであり、相変化媒体は光磁気媒体に比べて1.3倍の記録密度となった。

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© 1995 一般社団法人映像情報メディア学会
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