東北大学電気通信研究所
1995 年 19 巻 29 号 p. 39-46
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積層薄膜コイル単磁極ヘッドは低インピーダンスで高い規格化再生感度を示すが、巻線数がわずかに1ターンであるために再生出力の絶対値が小さい。本報告ではこれを増加させるためにコイル巻線数を積層方向に増やして2ターンとする向一構造のヘッドを試作してその記録特性を測定した。その結果、高周波特性が劣化せずに再生出力が巻線数に比例して増加することを確認した。また、主磁極膜の近傍に導体層が存在するので、渦電流によって電磁シールドの効果があると考えられる。この点についても検討を加えた。
映像情報メディア学会技術報告
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