テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
超高感度撮像管スーパーハーピコンの開発とその応用
山本 昌直中豊留 博文牧島 達男久保田 節大橋 義春
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

1995 年 19 巻 31 号 p. 25-30

詳細
抄録

ハーピコンは非晶質半導体における電荷のアバランシェ増倍という光導電性ターゲットの新たな動作原理に基づき開発された撮像管で, その特徴は従来の画質を損なうことなく高感度, 高解像度を実現できるということである。今回, 光導電膜厚及び膜内組成等を検討し, 対サチコン比64倍感度の25mm形磁界集束・磁界偏向形スーパーハーピコンを産業用として実用化した。このスーパーハーピコンと微分機能内蔵カメラとの組合せにより, 異物, むらなどの表面検査や, 流れの可視化等に優れた性能を発揮することを確認した。

著者関連情報
© 1995 一般社団法人映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top