テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
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SPM法による光ファイバの非線形定数の測定
中村 浩史藤崎 晃大越 春喜
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1995 年 19 巻 56 号 p. 29-36

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抄録

相互位相変調法(XPM法)と自己位相変調法(SPM法)で、分散シフトファイバ(DSF)の1550nm付近における非線形定数の測定を行った。DSFのランダム傷波状態における非線形屈折率は、XPM法では平均で2.31×10^<-20>m^2/W、SPM法では平均で2.62×10^<-20>m^2/Wと測定され、従来の同様の方法による値とほぼ一致した。しかし、この結果から、直線偏波における理論値を求めて比較すると、XPM法で3,47×10^<-20>m^2/W、SPM法で2.95×10^<20>m^2/Wとなって一致しない。したがって、理論、実験両面からの検討を要する。今後は、SPM法、XPM法において例えば波長分散の影響も考慮するなど、測定条件の吟味が必要であると考えられる。

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© 1995 一般社団法人映像情報メディア学会
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