テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
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ダイコードチャネルに対する高符号化率MSN符号の一構成法と誤り率特性
斎藤 秀俊岡本 好弘大沢 寿
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1995 年 19 巻 70 号 p. 17-24

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抄録

従来ダイコードチャネルに対するMSN符号として, 符号化率8/10のMSN符号が知られている.本報告では、さらに高符号化率のMSN符号を周期時変のビィタビ判定用トレリス構造を用いることを前提に生成する.この周期時変トレリス構造は, 符号系列間の最小自由ユークリッド距離を従来のMSN符号と同じに保ち, かつ準カタストロフィ性をある一定の期間内で収めることができることを保障するものである.この結果, 従来のMSN符号よりも高符号化率の符号を効率的に設計することができる.本稿では, 符号設計と誤り率特性について評価した結果を示す.

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© 1995 一般社団法人映像情報メディア学会
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