テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
バブル・メッシュ分割法のための要素サイズの制御方法
山田 敦嶋田 憲司伊藤 貴之
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

1996 年 20 巻 27 号 p. 1-6

詳細
抄録

本報告では, 指定された要素サイズを満たしながら要素サイズが連続的に変化するように, メッシュの要素サイズを制御する手法を提案する.領域のどの部分にどれくらいの大きさの要素を生成するかを領域全体にわたって規定した関数は要素サイズの分布関数と呼ばれ, 本手法では, この分布関数を薄板の曲げモデルの歪みエネルギーを最小化する手法を使って生成する.一般に要素サイズが急激に変化する場所では極端に歪んだ要素が発生し, 有限要素解析結果などに悪影響を与える.本手法を使うと, 要素サイズが特に指定されていない領域においても要素サイズが連続的に変化するため, 指定された場所での要素サイズを守りながら領域全体にわたって質の良いメッシュを生成することが可能となる.

著者関連情報
© 1996 一般社団法人映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top