日立製作所中央研究所
1996 年 20 巻 33 号 p. 17-24
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スパッタ磁気ディスクの媒体ノイズを低減するため, 磁性膜の結晶を孤立, 微細化すると熱揺らぎの影響が大きくなる。そこで, 熱揺らぎが保存時の熱的安定性および保磁力の温度変化におよぼす影響を調べた。検討の結果, 以下の諸点が明らかになった。1)揺らぎ場が大きい媒体では, 保磁力が高くても, 直流消磁後の残留磁化が時間とともに減衰する。2)揺らぎ場が大きくなるとともに保磁力の温度変化が大きくなる。今後はノイズが低く, 熱揺らぎの小さい媒体の開発が必要である。
映像情報メディア学会技術報告
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