1996 年 20 巻 34 号 p. 53-59
パーシャルイレージャを伴うPRML(Partial Response Maximum-Likelihood)チャネルに対するニューラルネットワーク等化の適用について検討している.まず, パーシャルイレージャを伴う記録再生チャネルのモデルおよびニューラルネットワーク等化器について述べている.次いで, コンピュータシミュレーションによりビット誤り率を求め, 従来のナイキスト等化によるPRML方式との性能比較を行っている.そして, ニューラルネットワーク等化による誤り率特性がナイキスト等化を用いた場合よりも良好となることを明らかにしている.