テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
MPEG2エンコーダ用動きベクトル検出ボードの開発
久保田 孝介岸本 誠司青木 勝司青野 浩明
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

1996 年 20 巻 4 号 p. 9-14

詳細
抄録

MPEG2エンコーダ用動きベクトル検出ボードを開発した。220[mm]×233[mm]の基板1枚に松下電器産業製の動きベクトル検出LSIであるMN85520(COMET)を最大4個搭載し、MPEG2MP@ML(Main Profile@Main Level)のエンコードに必要な動きベクトルを実時間で検出する。またより大きな動きに追随するテレスコピックサーチや、GOP構造(M, N)、picture構造(frame/field)の動的変化に対応する高画質化の手法を採用している。この動きベクトル検出ボードを用いることにより、高画質化対応のMPEG2MP@MLリアルタイムエンコーダシステムを構築することができる。

著者関連情報
© 1996 一般社団法人映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top