1996 年 20 巻 69 号 p. 79-84
近年、加入者アクセス網の光化が各所で精力的に進められ、光アクセスシステムが導入されようとしている。アクセス網の光化を進めるうえで最も重要な課題はコストであり、その解決の一つの方策としてPDS(Passive Double Star)構成の導入が検討されている。これら光アクセス網をとりまく動向を踏まえ、我々は将来の光アクセス網のプラットホームの構築を目標に、ATM-PDS技術を用い柔軟にシステムを構成するためのアーキテクチャを検討し、それを用いた光アクセスシステムの開発を進めている。本論文ではその概要を報告する。