我々は、複数個の意味のある画素が構成する小曲面を基本曲面とし、これらのセットによって画像を構成する方法を提案する。基本曲面は、画像内容に独立な、どの画像に対しても汎用性のある小曲面のことである。基本曲面を定義するために、まず汎用性への要求を満足する条件で、どこまで曲面のサイズを拡大できるかを検討した。さらに画像構成において重要な局所部分を抽出して学習させ、これを基本曲面と定義した。この基本曲面と従来のベクトル量子化(VQ)方式のLBGアルゴリズムによってトレーニングされたパターンとの比較をおこなうことで、曲面の汎用性を確認した。