CDT(Color Display Tube)の省電力化対応に伴うミニネック化(22.5mmネック化)に際し、その中に入る電子銃のレンズ口径も機械的に縮小せざるを得ずフォーカス劣化は免れない。この問題点を解決するために, 小型抵抗体を用いた簡易ダイナミック補償を行うミニネック用DAQ(Dynamicalty Activated Quadrupole Lens)電子銃を採用することで, 電子レンズ口径の大きい従来電子銃を上回るフォーカス性能を可能とした。また偏向ヨークにおいても、主磁界、垂直コマ収差補正磁界の最適化及び漏洩磁界等の補償素子削減による省資源化と小電力化を実現した。またミニネック化に伴うランディング地磁気余裕度の劣化対策として、新規設計のインナーシールドを導入した。