テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
導電性高分子EL素子の偏光発光
濱口 眞基吉野 勝美
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1996 年 20 巻 8 号 p. 43-48

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抄録

ラビング処理は, 高分子配向膜の作製方法として知られている.本研究では, ポリ(2,5-ジノニルオキシ-p-フェニレンピニレン), ポリ(3-アルキルチオフェン), ポリ(p-フェニレンピニレン)などの導電性高分子にラビング処理を適用し, これらの高分子の配向特性とエレクトロルミネッセンス(EL)特性を検討した.ラビング配向膜が, EL素子の発光層として使用できること, また, 電子輸送層を複合した素子において, 光ルミネッセンスと同等の二色比を有する偏光エレクトロルミネッセンスが得られることを明らかにした.

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© 1996 一般社団法人映像情報メディア学会
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