テレビジョン学会技術報告
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高分子強誘電性液晶の散乱型電気光学効果
鷺岡 克洋不破 由晃宇戸 禎仁森武 洋黄 振球尾崎 雅則吉野 勝美
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1996 年 20 巻 8 号 p. 147-152

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抄録

高分子強誘電性液晶における光散乱を利用した電気光学効果について調べ、それを用いた双安定光スイッチングを示した。高分子強誘電性液晶において電圧印加時の螺旋消失に伴うヘリカル変歪型(DHS)および過渡散乱型(TSM)電気光学効果が観測された。TSMスイッチングの際に、過渡的にスメクチック層に平行な縞模様が観測され、分極反転の過程で瞬間的に螺旋構造が形成されているとして説明されている。この過渡的に形成された螺旋構造はその途中で電界を除去することにより、その後も維持されることがわかった。これらの電気光学効果を利用した、パルス電圧によって駆動可能な双安定スイッチングが実現できた。

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© 1996 一般社団法人映像情報メディア学会
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