美術教育学研究
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「ねんど場」における遊びの様相とその援助
―保育教材としての土素材による子どもの学びに着目して―
真宮 美奈子竹井 史
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2018 年 50 巻 1 号 p. 329-336

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抄録

本研究では,これまでの土素材の工学的研究をもとに,粘土質土(利用土)を使って幼児が遊べる「ねんど場」をA保育園の園庭に設置した。5歳児がはじめて「ねんど場」を体験する際の遊びの様相とその中での学びに着目し,「ねんど場」及び粘土質土(利用土)の保育教材や保育環境としての可能性を探った。その結果,①「粘土質土(利用土)」が子どもの造形活動を活性化すること,②「粘土質土(利用土)」を活用した遊びの中には,これからの幼児教育において重要視されている「主体的・対話的で深い学び」が多分に含まれており,学びを支える保育者の役割が明らかとなった。このことから,「粘土質土(利用土)」を用いた「ねんど場」等での土遊びは,新幼稚園教育要領や保育所保育指針等の重要な課題に応えられるものであり,保育教材や保育環境として教育的に価値が高いものであることが確認できた。

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© 2018 大学美術教育学会
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