植草学園短期大学紀要
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Print ISSN : 1884-7811
「発達障害に関する科目」及び「魔法のプロジェクト参加」によるICT活用可能な教員養成の取り組み
植草学園大学・短期大学での教員養成におけるICT活用の可能性Ⅱ
加藤 悦子高橋 知司佐藤 愼二
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2020 年 21 巻 p. 51-59

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抄録

 現在、学校におけるICT導入は急務の課題であり、そのための指導力を要する教員養成は、教員養成課程において必須である。植草学園大学では、2014年から全国に先駆けて、「障害のある子どものICT活用」の科目を新設し、ICT活用指導力のある教員の養成を目指してきたことを前稿Ⅰで述べた。2019年からは、植草学園短期大学においても、発達障害に関する科目において、ICT活用の内容を導入した。本稿では、短期大学での学修効果について報告する。また、ICT活用を推進している東京大学先端科学技術研究センター とソフトバンクの協働プロジェクトである「魔法のプロジェクト」に学部学生が参加して、実際の学校現場 でICTを活用した事例の成果と課題を整理し、このプロジェクトへの参加の効果について検討した。この結果、ICT活用に際し、児童の特性と機器の特性を結びつけて活用する学生の指導力の向上が示された。

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