都市有害生物管理
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10 ℃に曝露されたノシメマダラメイガ幼虫の耐寒性
宮ノ下 明大
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2020 年 10 巻 1 号 p. 13-15

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抄録

10 ℃に曝露されたノシメマダラメイガ幼虫の耐寒性を明らかにする目的で,乾燥長ネギで発育した幼虫を用いて,異なった曝露日数の試験区(4,11,21,25,32,40,46,50 日)を設け,曝露後に玄米での幼虫の摂食の有無,羽化までの日数,羽化率,繁殖の有無を調べた(25 ℃,70%RH,日長16L 8D).10 ℃で4 ~50 日曝露された8 試験区において,25 ℃に移された場合,羽化までの日数は14 ~ 20 日の範囲に含まれ,幼虫の摂食,発育,羽化の再開に大きな影響はなかった.しかし,4 ~30 日曝露の5 試験区では,すべて羽化率が100%であったのに対し,40 ~50 日曝露の3 試験区では羽化率の低下(40%,80%)がみられた.また,羽化までの平均日数と曝露日数との関係をみると,10 ℃曝露日数が増えると羽化までの日数が有意に長くなることが回帰分析(R²= 0.7968,p = 0.0028)で示された.

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2020 都市有害生物管理学会
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