都市有害生物管理
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事例報告
飛来防止技術としての針山の適用性:ハシブトガラスとハシボソガラスにおける形態学的視点からの検討
藤岡 珠代白井 正樹
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2024 年 14 巻 2 号 p. 69-72

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抄録
鳥類の飛来を物理的に阻止する技術のうち,針山の効果は鳥類の脚の長さに依存すると考えられるが,脚の長さに関する基礎的な情報は乏しい.本研究では,ハシブトガラス Corvus macrorhyn-chos およびハシボソガラス C. corone の脚の長さ(太ももの付け根から趾の付け根までの長さ)を計測し,適切な針山の針の長さを検討した.その結果,ハシブトガラス(171 mm)とハシボソガラス(166 mm)の脚の長さの平均値に違いは見られず,両方のデータを合わせた場合の 95%予測区間は 150–187 mm であった.そのため,カラス類の飛来を阻止するために適切な針山の針の長さについて,形態学的観点から少なくとも 150 mm 以上必要であることが示唆された.
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2024 都市有害生物管理学会
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