それは気づかぬうちに、あなたの手元へと這い寄ってくる。1988年、Morris Wormは、初めてネット世界全域を侵略して恐怖を刻み込んだ。コードが自律的に拡散していく姿は、まさに土中を這い回るミミズそのものだった。しかし、現代のネット文化では様相が一変する。毛糸のおもちゃ“worm on a string”が愛らしく宙を舞い、SNSでは「oh worm」と軽い驚きを表すスラングが流行した。かつては脅威の代名詞だったワームは、今や笑いと親しみの対象へと変貌している。本発表では、この「ミミズ」が、ネット世界でどのように受け止められてきたのかを紹介し、その多様な生態に迫っていきたい。スマホにも、PCにも、SNSのタイムラインにも、今日もミミズはそっとあなたの側にいる…