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植生学会誌
Vol. 15 (1998) No. 2 p. 95-106

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http://doi.org/10.15031/vegsci.15.95

原著論文

  1.本州中部地域の河畔に生育するヤシャブシ群落について植生調査を行い,植物社会学的方法による群落の区分を行った.
  2.調査の結果,全ての資料はヒメノガリヤス-ヤシャブシ群集に同定され,典型亜群集,オノエヤナギ亜群集の2つの亜群集に分けられた.オノエヤナギ亜群集は,フサザクラ変群集,典型変群集,タニウツギ変群集の3変群集に区分された.典型亜群集は,典型変群集とコアカソ変群集の2つにわけられた.
  3. DCA法による解析の結果,ヤシャブシ群落の下位単位分化は,主として標高および積雪環境によって説明された.また,区分種であるヤナギ類の生態的特性から,直接的には温度や積雪のもたらす河川の流出特性が下位単位分化に影響していると推察された.
  4.群落高は種組成傾度との間には相関関係が認められたが,区分された下位単位との対応は認められなかった.

Copyright © 1998 植生学会

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