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植生学会誌
Vol. 16 (1999) No. 2 p. 131-140

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http://doi.org/10.15031/vegsci.16.131

原著論文

  1.青森県西津軽郡に発達するミズナラ林の種組成と分布について調査した結果,ミズナラ-ホツツジ群集とミズナラ-オオバクロモジ群集が確認できた.
  2.各群集の分布と気候,地形との対応関係を検討した結果,ミズナラ-ホツツジ群集は主として年平均降水量1800-2000mm,年合計降雪量400-600cmの多雪・多雨で,隆起・削剥・解体が激しく母岩が露出するような内陸部の山地帯に分布することが明らかになった.
  3.ミズナラ-オオバクロモジ群集は年平均降水量1600-2000mm,年合計降雪量200-700cmの,海成段丘群や岩木山裾野などに分布していた.
  4.ミズナラ-オオバクロモジ群集は気候要因よりも,地形的な要因によって分布が決められており,傾斜角が緩やかで,土壌層の厚い比較的安定した立地に発達する傾向を示した.

Copyright © 1999 植生学会

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