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植生学会誌
Vol. 18 (2001) No. 1 p. 31-37

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http://doi.org/10.15031/vegsci.18.31

原著論文

愛知県春日井市の弥勒山西斜面とその山麓部の丘陵地帯において,おもにアカマツとコナラからなる二次林においてツブラジイとアラカシの侵入する過程の解析を行った.この二次林内にツブラジイとアラカシの実生が広く分布し,シイ・カシ類の常緑広葉樹林へと遷移が進行しつつあり,その遷移の傾向について次の三つのパターンが認められた.すなわち,1)ツブラジイ林の周辺で急速にツブラジイが勢力を拡大する,2)アラカシとツブラジイの混交林が成立する,および3)ストレスを強く受ける立地でアラカシが長期的に優占する,という三つのパターンである.さらに,アラカシの種子散布にカケスが深く関与している可能性が認められた.

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