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植生学会誌
Vol. 19 (2002) No. 1 p. 55-59

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http://doi.org/10.15031/vegsci.19.55

短報

Stipa baicalensis群落を採草利用した場合の特性を明らかにするため,中国東北部ステップにおいて隔年で採草利用されているStipa baicalensis-低木群落の植物種構成およびいくつかの植物生態学的指標を調査した.出現種数は37種であり,そのうち1種が低木(Prunus sibirica),36種が多年草であった.優占種はArundinella hirtaであり,Cleistogenes squarrosa, Artemisia scoparia, Carex duriuscula, Potentilla chinensis, Prunus sibirica, Leymus chinensisそしてStipa baicalensisが順に追従した.植被率,Shannon-Weaverの多様度指数(H')および遷移度(DS)はそれぞれ91%, 3.7bitおよび209.4DSであった.それぞれの構成種の積算優占度SDR_4 (y)はそれらの優占順位(x)の指数関数として以下の様に表された : y=64.8 exp (-0.11 x).採草利用されている群落は放牧利用されている群落とくらべ,構成種数が多いこと,いくつかの直立型および分岐型の種が出現すること,1年生および踏圧耐性種が出現しない点で異なった.

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