植生学会誌
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短報
有珠山2000年噴火によって形成された火口湖周辺の初期植生
冨士田 裕子
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23 巻 (2006) 2 号 p. 163-169

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抄録

  1. 2000年3月31日に開始した有珠山噴火活動によって金比羅山山麓にできた2つの火口のうち,K-B火口湖岸の植生を2004年8月に調査した.
  2. 調査地付近には2001年春から植物の侵入・定着が認められ,2004年には抽水植物を含め21種の植物が確認され,植生は微地形に沿って変化していた.
  3. 確認された植物の多くは,風散布型植物と火口付近の治山事業や復旧活動にともない人が持ち込んだと推察される路傍雑草であった.
  4. 湖岸や水の停滞する場所では抽水植物の繁茂が著しく,それらの多くは鳥,特に水鳥によって散布された可能性が高い.

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© 2006 植生学会
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