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植生学会誌
Vol. 31 (2014) No. 1 p. 71-84

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http://doi.org/10.15031/vegsci.31.71

短報

1.都市近郊林における植物相の現状や変遷を明らかにするために,多摩森林科学園(旧浅川実験林)において,過去に公表されたフロラリスト(草下・小林1953,林ほか1965),と現在のフロラリスト(勝木ほか2010)を比較し,50年間の変遷について分析した.
2.その結果,過去にのみ記録された分類群は164,現在のみは141,両方で記録された分類群は626と,2割弱の分類群は入れ替わったが総出現分類群数は大きくは変わらなかった.
3.過去にのみ記録された種は現在にのみ記録された種より希少種の割合が高く,現在のみの種は過去のみの種より外来種の割合が高く,質的に変化したことがわかった.生活型からみると,高木の増加,多年草の減少,散布型からみると,被食散布型の増加,水散布型の減少が特徴的であった.

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