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植生学会誌
Vol. 33 (2016) No. 1 p. 1-13

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http://doi.org/10.15031/vegsci.33.1

原著論文

  1. 中国雲南省紅河哈尼族彝族自治州から87地点(上新寨72地点,梁子遙寨15地点)の水田雑草群落の植生資料を集め,その種組成を日本,中国海南島,インドネシアスマトラ島,韓国,北朝鮮の資料と比較した.その結果,中国雲南省,海南島,そして沖縄県西表島と宮古島の植生資料を新群集ケミズキンバイ-コナギ群集 Ludwigio adscendentis - Monochorietum vaginalis ass. nov.として記載した.
  2. 本群集はサンショウモ亜群集 salvinietosum natantis subass. nov.,ホシクサ亜群集 eriocauletosum cinerei subass. nov.,ヤナギスブタ亜群集 blyxetosum japonicae subass. nov.,イヌホタルイ亜群集 schoenoplectetosum juncoidis subass. nov., キダチキンバイ亜群集 ludwigietosum octovalvis subass. nov.の5亜群集に下位区分された.また,サンショウモ亜群集はさらにヒメガガブタ変群集 Nymphoides cristata variant,典型変群集Typical variantに下位区分された.
  3. 本群集は標徴種・識別種の地理的分布と分布域の最寒月平均気温から,低温期の気温が分布制限要因と考えられる.
  4. 本群集にはイネクラスの標徴種・識別種が出現するので,上級単位はイネクラス,タマガヤツリ-イヌビエオーダー,イネ-イヌビエ群団と考えられる.

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