ビタミン
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大量ビタミンEサプリメントは寿命を縮めるか?
二木 鋭雄
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2005 年 79 巻 1 号 p. 27-29

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抄録

ビタミンEは脂溶性ビタミンであるが, ビタミンA, ビタミンDとは異なり, 過剰症がでにくい医薬品やサプリメントとして広く使用されている. ところが昨年11月10日, アメリカ, ルイジアナ州ニューオルリンズで行なわれたアメリカ心臓学会(AHA)において, 「ビタミンEの大量摂取は寿命を短くする」という研究結果がアメリカ, ジョンズホプキンズ大学の研究者から発表され, 大きな反響を呼んでいる. 北米, ヨーロッパ, 中国の, 主に高齢患者14万人を対象にした19の疫学調査研究について, ビタミンE摂取量の影響について解析した結果, 一日あたり400IU(RRR-α-トコフェロールでは268mg)以上サプリメントとして摂取すると, 死亡率が10%高くなることを見いだしたというものである. 当研究の概要は以下のとおりであるが, これに対して各方面から多くの意見, コメントが寄せられている. 研究目的:無作為コントロール試験のデータより, ビタミンE投与と総死亡率との用量関係をメタアナリシスする.

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© 2005 日本ビタミン学会
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