雑草研究
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多年生雑草クログワイの防除に関する基礎的研究
第2報 萌芽および初期生育に関する諸特性
植木 邦和坂口 敏雄
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1969 年 1969 巻 9 号 p. 29-36

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抄録
本研究は多年生雑草クログワイの防除を, その生物学的特徴を利用して行なうための基礎として, 萌芽の法則性および初期生育に関与する諸要因について検討したものである。
1) クログワイtuber上部の3~6枚の包皮に覆われた4~6個の芽は, その着生部位により明確に区分され, 各芽の間に萌芽における競合関係が存在した。 すなわち, 最頂部にある芽と他芽の間に頂芽優勢的現象がみられた。 また包皮の枚数と萌芽との間には相関が認められ, 包皮の枚数の増加にともなって萌芽が遅延した。
2) 萌芽につづく初期生育において, 背地性rhizomeの伸長は水中置床深度が深く, 暗黒において促進さおたが, 発根は光に関係なく, 置床深度の浅くなることが大きな促進要因であった。
3) 背地性rhizomeの伸長は, 1mg/l以下の低水中溶存酸素濃度および暗条件で促進され, 2~6mg/lで抑制された。さらに, 根および茎の分化は6~7.5mg/lの高溶存酸素濃度で促進され, 1mg/lで完全に抑制された。
4) 土壌中のクログワイの初期生育において, 間歓灌水条件下では, いわゆる多段式分化が発現した。 この多段式分化における各ステージの分化基部には約3~7本の根と0~1本の茎が発生した。 さらに, 新規の分化基部は置床後5~7日目に生起しはじめたが, 発根は分化基部形成より数日遅れた。
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