雑草研究
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茎葉処理型薬害軽減剤 Octamethylenediamine (OM) に関する研究
第5報 OMの水耕処理効果と薬害軽減作用機構の想定
沖井 三孔西村 正近内 誠登竹松 哲夫
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1979 年 24 巻 4 号 p. 226-232

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抄録
OMの水耕処理効果, α,ω-diaminoalkanes (DA) の茎葉処理による薬害軽減効果とクチンの化学構造, DAの分子サイズやlog Pとの関連性などを検討し, OMによる薬害軽減の作用機構を想定した。
(1) OMの水耕処理ではCDによるコムギの薬害を軽減できないこと, ワタの diuron に対する耐性を増大できないことが認められた。
(2) DAによるCDのコムギ薬害軽減効果やダイコンに対する耐寒性効果とDAの分子サイズやlog Pとの間に緊密な関連のあることが示唆された。
(3) クチンに係わる化学構造, 構成成分, 生合成経路から, クチンは octamethylene 単位の空隙を有し, これにOMが挿入することで薬害が軽減されるものと想定された。
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© 日本雑草学会
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