主催: 一般社団法人画像電子学会
会議名: 画像電子学会第288回研究会講演予稿
回次: 288
開催地: 徳島大学 工業会館メモリアルホール
開催日: 2019/03/01 - 2019/03/02
さまざまな数値データの解析に可視化が広く利用されているが,データがもつ情報を含む可視化結果を得るためには,適切な可視化パラメタ値を決定することがもっとも重要である.しかし,得られた可視化結果の評価は画像から必要な情報が見て取れるかという主観に基づいて行われている場合がほとんどであり,それが最適な結果であるかどうかを定量的に評価する指標は定義されていない.そこで本研究では,代表的な可視化手法であるボリュームレンダリングに着目し,結果画像の質を定量的に評価する指標を提案する.具体的には,情報量を定義するシャノンの情報エントロピーを拡張して画質評価関数を定義する.提案する評価関数の妥当性を調べるため,複数の可視化結果に適用し,検証を行った.