西部造船会々報
第106回西部造船会例会(西部造船会々報 第106号)
会議情報

外乱影響下における船舶の操縦性能について
船路 進*古川 芳孝貴島 勝郎
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 000026

詳細
抄録

 IMO 操縦性基準によると,試運転の実施条件として穏やかな海象条件下で実施することが求められており,風については Beaufort Scale 5 以下,波浪については Sea State 4 以下といった上限が設けられている。しかしながら,このような上限を越えない海象条件下においても,試運転結果に対して外乱の影響が現れることが予想されるが,外乱の修正法については未だ確立された方法がないのが現状である。従って,本研究では,操縦運動に対する外乱影響の評価を行うために,風および波が外乱として作用する状態における旋回運動,Zig-zag 運動のシミュレーション計算を行い,外乱が操縦性能に及ぼす影響について検討を行った。

著者関連情報
© 2003 公益社団法人日本船舶海洋工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top