西部造船会々報
第110回西部造船会例会
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真空圧延接合法によるA3003/SUS304Lクラッド材のLNG船への適用
井上 総一郎*佐藤 宏一井上 克明夛谷 元希吉田 泰三
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p. 6

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抄録

エネルギー需要のグローバル化に伴い、LNGの輸送に関しても安全性を維持した上でのコスト低減が要求されている。MOSS型球形独立タンク式LNG運搬船は、安全性とコストの両面において優れたシステムであるが、アルミタンクと船体を接合する構造用異材継手(STJ: Structural Transition Joint)の製造コストが高く改善の余地がある。そこで本研究では、従来使われている爆着材と同様の強度を持ち、より製造コストの低い真空圧延接合法による新型STJを製造、実機に搭載し、その健全性を実証した。強度、施工面の検討を含めて以下報告する。

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© 2005 公益社団法人日本船舶海洋工学会
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