1999 年 10 巻 6 号 p. 414-419
容器包装リサイクル法が来年完全実施となるが, その他紙, プラスチックともに受け皿作りには時間がかかりそうである。その一方で, 市民主導で構築された牛乳パックのリサイクルシステムは, 回収の主体が市民から自治体へと移行してきている。しかしながら問題点も多く, 回収量の大幅な増加は見られていない。その要因を把握し, 回収率増加を目指すための具体策を講じないと, ゆくゆくはその他紙に流れて行く可能性もある。このような牛乳パックリサイクルの現状と課題を踏まえ, 現在全国パック連で進めている活動について報告する。