抄録
ダイオキシン類については, 平成11年に施行された「ダイオキシン類対策特別措置法」により規制基準値が定められているが, この値の算出には高分解能ガスクロマトグラフ質量分析器が必要であり, 個々の化学物質の種類と量を求めていく必要があった。これに対して, 公定法では認められていないものの, バイオアッセイによりダイオキシン類の量を評価する手法が開発されてきている。これらは, まだ改良の余地を残すものの, その簡便性, ハイスループット性などにおいて, 従来の高分解能ガスクロマトグラフ質量分析器より優れた面も有しており, 補助的な利用が可能なだけでなく今後の発展が期待される。