廃棄物学会誌
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沼津市のプラスチックごみの分別とその効果について
高橋 清一太田 一郎
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2005 年 16 巻 5 号 p. 260-264

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抄録

全国に先駆け資源ごみの分別収集を開始した沼津市は, 平成11年度から指定袋の導入などの施策とあわせ「プラスチックごみ」の収集を開始した。
また, 平成15年度には, 「プラスチックごみ」を「プラスチック製容器包装」と「容器包装以外のプラスチック」に分け収集を開始した。これらの施策によりプラスチック類の埋立ごみへの混入量が減少し, さらに焼却灰の委託処理を平成15年度に開始したことで, 最終処分場の埋立量は分別開始前の平成10年度に比べほぼ5分の1の量となり, 最終処分場の延命化が図られた。
なお, 平成17年6月に, 分別名称の一部変更と分別区分の一部変更を行った。

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© 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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