廃棄物の有害性の一指標として重要な役割を果たしている溶出試験について現状を整理し, それを踏まえて今後のあり方について考えを述べた。
溶出試験は, 対象とする廃棄物を最終処分した際に溶出という形で環境中に放出される有害物質量を事前に評価するという意味で有害廃棄物を管理する上で重要な役割を果たしている。しかし, 対象とする廃棄物や最終処分の方法が多様であることなどから, 現在までに様々な溶出方法が開発, 提唱されており, 目的に応じて適切な方法を選択することが必要である。そこで, 代表的な溶出試験方法を例にとりながら, 溶出試験方法を整理分類し, その特徴について述べた。
さらに, 今後, 有害廃棄物を評価, 管理する上で有効と考えられる溶出試験について, 現存する方法を紹介しながらその意義について考察した。